花火ができるまで | 柿薗花火

flow花火ができるまで

配合

花火作りは、薬品の調合から始まります。当社独自の配合比率で薬品を計量し、目の細かいふるいに何度も通しながら丁寧に混ぜ合わせ、粉末の配合薬を作ります。花火の色などの特徴はこの工程で決まります。

造粒星掛け

花火を構成する上で最も重要な部分は「星」です。
配合工程で作られた配合薬に水を合わせ「トロ」を作り、小さな芯にこれらを掛けて星掛け機や、たらいを使う手掛けなどで「星」を作ります。これらの作業を造粒(星掛け)と呼びます。

星日乾

造粒(星掛け)作業で作られたものを天日干しします。まんべんなく乾燥させて放冷室で冷やし、再び造粒(星掛け)作業を行います。この工程を何度も繰り返して「星」を太らせて行きます。

玉詰め

半球型の玉皮の内部に星を並べ、玉を開かせるための割火薬を入れて行きます。同じものをもう一つ作り、合わせて球体にします。内部の仕込み方を変える事により夜空に様々な模様(芯物・型物・干輪など)を作り出すことが出来ます。

玉貼り

玉詰め作業で作られた玉に、糊付けしたクラフト紙を均一に一枚一枚貼って行きます。この時、紙をしっかりと引っ張りながら玉に貼り、密着させることが重要です。最後に玉自体を転がし、更に密着度を上げます。この作業をコロ掛けと呼びます。

玉日乾

玉貼り作業で作られた玉を天日でしっかり乾かします。玉貼りの段階でしっかり貼った紙も乾燥が行き届いていないと、打ち上げた時にバランスよく開きません。玉自体が大きくなると、紙の貼り枚数も多くなるため、乾燥時間も長くなります。しっかり乾燥させることは花火玉の完成度にかかわる重要な作業です。

保管

仕上がった玉は消費までの間、火薬庫で厳重に管理・保管され出番を待ちます。

最後に、今年の夏も各地の花火大会で柿薗花火で作られた花火が夜空に輝くことと思いますが、花火を見たときは、こうした多くの手間を経て作られていることを思い出してみてください。

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